ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

住宅-防火地域と耐火建築物について

我が家の特殊性について

いよいよ竣工が1ヶ月後となります。 我が家は少し変わった家になったので、そこに至るまでの過程をまとめておきます。 敷地について 大阪市の都市部にある30坪の成形地です。 父の所有物なのでタダ。 買うと6000万円以上するみたいです。 大阪2大繁華街で…

防火窓と網戸の話

何回目だよって感じですね。 しかし今回は皆さんに謝らなければなりません。 なんと昨年末にトステム(LIXIL)から網なし透明の防火窓が発売されていました。 過去記事もすぐに修正しました。 1週間とは言え、誤った情報を流してしまったのは非常に心苦しい…

謎だった網なし防火窓の価格が判明

我が家は防火地域なので延焼ライン内の窓は防火窓にするか、防火シャッターを付ける必要があります。 防火窓について 一般的な防火窓は網が入ったガラスで、見栄えがよくありません。 しかし、YKK APから耐熱強化ガラスを使った網なしの防火窓が発売されてい…

1300万円減額の謎を紐解いてみる

前回書いた通り、新しいプランの費用は1300万円の減額でした。 何が変わって1300万円もの減額になったか紐解いてみたいと思います。 まずは間取りと主な仕様です。 間取りと仕様 3階とロフトの違いはあるものの、住宅の床面積はそんなに変わりません。 少し…

現在の状況 2020年 3月

今月の打ち合わせが終えました。 実は先月も1回あったんですけど、アメリカにいてバタバタだったのでブログの更新はしませんでした。 前回と今回で構造を確定させたので構造計算に入ります。 計算結果を反映させて見積もりの流れなので、見積もりが出てくる…

忘れていた建蔽率の話

耐火建築物から準耐火建築物に変更したことで、すっかり忘れていた建蔽率の問題が出てきました。 我が家の土地の建蔽率は80%です。 防火地域のため耐火建築物なら+10%のボーナスがついて90%となり、ほぼ境界線ぎりぎりまで家が建てられましたので、今ま…

防火地域の建築制限の抜け道

前回の続き 防火地域の例外を活用し、インナーガレージを附属建築物(離れ)にすることで、制限いっぱいの延床面積100㎡を全て住居スペースに使用し、ガレージの屋上をバルコニーとして活用する計画を立てました。 はじめに 今回の記事の内容は 敷地は防火地…

防火地域での延床面積削減術

はじめに 我が家の建築予定地は防火地域です。 防火地域にはその他の地域よりも規制が厳しく、建てられる建物が制限されます。 耐火建築物は仕様上高価格になりがちで、できれば避けたいところです。 どこかは忘れましたが、大手のHMの営業マンに 準耐火建築…

現在の状況 2019年 6月

今月の打ち合わせは0回でした。 私のブログのペースが遅くなっているのも仕方ないですね。 実は設計が一切進んでないんです(笑) 理由は散々書いていますが建築基準法の改訂です。 これは6月25日に公布されました。 なので、これで進められる。 ってわけ…

法改正による防火地域内の耐火木造3階建てへの影響を調べました

自分なりに調べてみました。 まだ一部はっきりしていないところもあるので引き続き調べます。 防火地域内にある3階建てについては 外壁:75分間準耐火構造他:イ-2準耐火建築物と同じ 参考:防火地域又は準防火地域内の建築物の部分及び防火設備の構造方…

改正建築基準法は6月25日全面施行!!

ついに公式に発表されました。 改正の中身は以下の通り (1)密集市街地等の整備改善に向けた規制の合理化 (2)既存建築物の維持保全による安全性確保に係る見直し (3)戸建住宅等を他用途に転用する場合の規制の合理化 (4)建築物の用途転用の円滑化…

防火窓のラインナップが増えそう

我が家は今年6月末までに改正される建築基準法の影響をもろに受けるので、ちょくちょく国土交通省のHPを見ています。 そこで気になったのが3月末に発表された 防火窓の木製や樹脂製サッシについての一般仕様を告示化 です。 今までの防火窓はメーカーが試…

地盤改良の見積りが出ました

運命を分ける地盤改良の見積りが出ました。 この見積り次第でRC造+木造の混構造にするか木造にするかが決まります。 早速ですが、混構造の場合は 地盤改良費+地盤調査費(ボーリング試験)=334万円+48万円=382万円の見積り結果でした。 500万円を超える…

現在の状況 2019年 3月

今月の打合せが終わりました。 今月は建築基準法の改正の話が出たり、父が1階RC造にしろと言ってきたり、予算を増やしたりと、激動の月でした。 また消費税対策で費用、納期共に改訂ありきの工事請負契約をしました。 これで消費税は8%になります。 更に…

延焼ラインを理解したら減額になった話

最近、法改正だとか構造計算NGだとか内容も難しいし先行きが見えない事案ばかりですが、私もちゃんと勉強し必死に食らいついています。 今回、私がする話は延焼ラインについてです。 あー知ってる。知ってる。1階3m、2階5mでしょ? って方もいるでしょ…

親父殿の主張

家づくりにおいて、親の意見って割と無視できないものだと思います。 しかもそれが2世帯住宅だったり、親の土地を借りるとなれば尚更です。 我が家の場合、私の父の土地に建てます。 条件付きで。 その条件がこちら ・8畳+押入れの和室をつくり仏壇を置く…

建築基準法改正による懸念事項

はじめに 今回の内容は今年6月末までに施行される建築基準法改正による懸念事項についてですが、国土交通省の資料を見る限り杞憂に終わりそうです。 ですが、私のブログを見ている人で同じ心配事をしている超超レアな方のために書き残しておこうと思います…

【法改正】準防火地域の方、朗報ですよ【建蔽率の緩和】

前回書いた法改正ですが、我が家に影響があった防火地域の規制緩和よりもっと多くの方に影響がある内容がありましたので紹介します。 前回の記事はコチラ 今回人によっては土地探し、計画から見直すことになるので準防火地域の方、場合によっては計画を一旦…

【朗報?】構造計算NGからの緊急会議の結果

先日の一件により、建築士さんと緊急会議を行いました。 会議は費用や壁の増加や、窓を減らすなどのマイナスのことばかり言われることを覚悟していましたが、舞い込んできたのは (?)でした。 朗報の内容は ある条件を飲むと 在来工法の木造のままで 費用…

【悲報】構造計算の結果

昨晩、建築士さんから2週間ぶりにメールがきました。 見積りの前に構造設計屋さんにお願いしていた構造計算の結果が出たようです。 結果から言うと、 全然ダメ ( ´Д`;) 石膏ボード2枚貼りの影響で普通の木造の2倍の重量になるらしく、耐力壁の長さも梁…

外壁の後退距離について

今日は都市部での外壁の後退距離について書きます。 私自身とても混乱させられました。 後退距離というのは下のイラストの赤い矢印の距離のことです。 よく見かけるのは民法234条により敷地境界線より50cm以上外壁を後退させなければならないというものです…

防火地域のガレージシャッター選び その2

ガレージシャッターについて衝撃?の事実が発覚したので書きます。 その1で書いた通り、文化シャッターのポルティエにしようと思っていたのですが、ラインナップの9色の内木目柄の6色が防火地域では使えないことが発覚しました。 そのためシルバー、グレ…

防火地域のガレージシャッター選び その1

今回はガレージシャッター選びになります。 現在の計画ではガレージの幅は壁芯で5460mmになっています。希望としては1枚のシャッター、それもオーバースライダーでスピーディに開閉できるようにしたいです。 どんなシャッターが使えるのか調べてみました。 …

我が家の土地情報

今回は我が家の土地について書きます。 我が家の土地は私の祖父が1950年頃購入したそうで今は私の父が所有者です。 当時の土地の値段は30万円でした。 大卒公務員の初任給が5~7千円程度だったらしいので、現在で言うと900~1300万円程度でしょうか。 場所は…

延床面積を増やす秘策

前回は私たちのコダワリポイントを書きました。 その結果、お金もないのに耐火建築物になりそうなことが分かりました。 今回はビルトインガレージ+居住スペースの延床面積30坪を確保しつつ耐火建築物にしないですむ方法を探してみました。 なんとかならんも…

防火地域に家を建てるということ ー構造編ー

前回は防火地域で耐火建築物を建てると費用が嵩むんだよってことを書きました。 今回も家づくりにおいて防火地域と準防火地域でどう変わってくるか。構造のことを施主目線で書きます。 一般的な家の作り方って色々あるんですけど大きく3つに分けると木造、…

防火地域に家を建てるということ ー予算編ー

前回は防火地域と準防火地域って違うんだよってことを書きました。 今回は家づくりにおいて防火地域と準防火地域、一般の地域でどう変わってくるか主にお金の話をしたいです。私たちは施主なので施主目線で書きます。 家を建てようと思ったら、みなさんまず…

防火地域に家を建てるということ ー序章ー

みなさんは防火地域って知っていますかね? 私は知りませんでした。 「防火地域」というのは簡単に言うと燃えにくい家しか建てられない地域です。 似たような言葉に「準防火地域」っていうのがありますが、この「準」の有無だけで家づくりは大きく変わります…