ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

忘れていた建蔽率の話

耐火建築物から準耐火建築物に変更したことで、すっかり忘れていた建蔽率の問題が出てきました。

 

我が家の土地の建蔽率は80%です。

防火地域のため耐火建築物なら+10%のボーナスがついて90%となり、ほぼ境界線ぎりぎりまで家が建てられましたので、今まで建ぺい率はまったく気にしていませんでした。

 

しかし、準耐火建築物にしたことで+10%のボーナスが無くなりました。

※この間の建築基準法の改定で準防火地域であれば準耐火建築物でも+10%になるようになりましたが、防火地域は対象外です。


新しい家の計画は以前の物に比べると小さいのでOKかと思っていましたが、建蔽率を無駄遣いする仕様なのでぎりぎりNGになっていました。

 

というのも、建蔽率の計算で用いられる建築面積というのは投影面積です。

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新しい家の計画は住宅の2階がオーバーハングして車庫に被さる構造なので、車庫と住宅の1階部分の隙間(下図の赤い部分)は屋外にも関わらず建築面積に入ります。

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まぁ微調整で済むレベルの超過なのですが、損した気分です。

 

 

 

ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。 

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