ついに公式に発表されました。
改正の中身は以下の通り
(1)密集市街地等の整備改善に向けた規制の合理化
(2)既存建築物の維持保全による安全性確保に係る見直し
(3)戸建住宅等を他用途に転用する場合の規制の合理化
(4)建築物の用途転用の円滑化に資する制度の創設
(5)木材利用の推進に向けた規制の合理化
(6)用途制限に係る特例許可手続の簡素化
(7)その他所要の改正
一般の住宅に関係するのは(1)と(5)です。
(1)は以前紹介した準防火地域での耐火建築物の建蔽率10%緩和や延焼ラインの緩和です。
先週から行われている説明会(第3弾)の内容は把握していませんが、第1弾、第2弾の説明会では準防火地域の耐火建築物、準耐火建築物は建蔽率10%緩和になると言ってたので、このまま決定でしょう。
土地の価格が高い都市部の方にとってはかなりの朗報すね。
準耐火建築物にすることで家の価格は上がるでしょうが、都心だと土地はもっと高いですからね。
延焼ラインこと延焼のおそれのある部分については、境界線との角度によって緩和されるようです。
第2弾の説明会では境界線との角度が30°以上あれば1階が3m→2.5m、高さ15mまでが5m→4mになる数式となっていましたが、変わっているかもしれません。
ただ緩和されるのは間違いないでしょう。
(5)は我々が待望している耐火建築物の耐火性能の見直しです。
こちらで告示のドラフトが見れます。
(追記)以下【】内の内容確認中。
ここから→【
防火地域の3階建以下の一戸建て住宅だと以下の通りです。
準耐火構造の部分の仕様はよく分かりませんが、イ-2準耐火建築物のことを考えると
外壁:1時間耐火→75分準耐火
軒裏:1時間耐火→75分準耐火
屋根:30分耐火→30分準耐火
階段:30分耐火→30分準耐火
開口部:防火設備
他主要構造部:1時間耐火→45分準耐火
って感じでしょうか。
説明会(第2弾)の国土交通省の資料によると、1時間耐火と75分準耐火はほとんど変わらないので、実質的には外側は耐火建築物のままで内側が準耐火建築物になった感じです。
説明会(第2弾)の資料では外壁・軒裏が90分準耐火で開口部は遮炎30分窓となっていたので心配していたのですが、お店だけが適用となったようです。
普通の防火窓は遮炎20分なので、遮炎30分の窓なんてこの世にまだ存在していないですからね。全ての窓を遮炎1時間の特定防火設備の窓なんかにしたら、かなりのコストアップです。
なんにしても、これは大幅な軽量化となるのでかなりのコストダウンが期待できそうです。
】←ここまで
早速建築士さんに相談します!!
ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。