我が家は防火地域なので延焼ライン内の窓は防火窓にするか、 防火シャッターを付ける必要があります。
防火窓について
一般的な防火窓は網が入ったガラスで、見栄えがよくありません。
しかし、YKK APから耐熱強化ガラスを使った網なしの防火窓が発売されているので、 我が家は設計初期の段階から積極的に採用する予定でした。
懸念点
ただ、1つ懸念点がありました。
コストです。
実勢価格が不明で、 ただ高いという情報だけが耳に入っておりました。
今回見積もりが出たことで、 ずっと謎だった網なし防火窓の価格が判明しました。
結果だけ知りたい方はこちらからスキップして下さい。
まず、窓の価格は工務店によって異なります。
掛け率とか値引き率とか言われているやつです。
掛け率は窓の商品、種類によっても異なります。
定価はYKK APのWebサイトの建築・設計関係者向けWEBカタログで誰でも見られます。
こういった業界向けの資料は会員登録しないと見られないようにしている企業もある中、完全にオープンにしているYKK APの姿勢は素晴らしいですね。
誰が真の顧客かをよく分かっていると思います。
価格差
我が家の場合だと、防火窓Gシリーズは0.3~0.4程度の掛け率(6~7割引き)でした。
そして網入り透明ガラスと網なし透明ガラスの価格差は定価で1500~2万円程度です。
つまり、実勢価格としては
500~8000円程度の値上がり
にしかなりません。
もちろん窓サイズが小さい方が価格差も小さく、この価格差は網戸を付けるか付けないかぐらいの差です。
どうですか?
高い高いと言われてビビってましたけど、実は1万円以内の話です。
「網なし防火窓は高いらしいから、普通の窓に防火シャッターを・・ ・」
なんて言ってた自分が馬鹿みたいです。
防火シャッターは手動でも5万円以上、 電動なら10万円以上しますからね。
断熱を気にする方へ
今回、私が採用したのは防火窓Gシリーズという樹脂アルミ複合サッシのペアガラス仕様です。
断熱を気にする方は樹脂サッシのAPW430(トリプルガラス)やAPW330(ペアガラス)の防 火窓も網なしの設定がありますので、 そちらを選択するのが良いでしょう。
APW430なら網なしのすりガラスもあります。
ほんと抜け目ないですね。
他社も追従してほしいですね。