ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

減額調整1回目【310万円減】

気分を変えてアイコン変えました。

今1番欲しい熱帯魚「ベタ」です。

 

大幅なプラン変更によって1600万円下がって、仕様を255万円上げました。

 

そこから310万円減額して契約しました。

減額調整は知りたい方も多いと思いますので、内訳を詳細に書き出しました。

 

1回目の減額調整は建築士さんから工務店さんへの指摘と、我々が後から絶対ひっくり返さない項目だけです。

というのも、今回の減額調整は工事請負契約書の金額に反映されるため、多めにしておいた方がローンを通した後の修正が楽だからです。

 

当然ですがローンは減らすのは簡単ですけど、増やすのは大変です。

なので多めの金額でローンを申請できるよう積極的な減額案は入れていません。

 

 

減額内容

それではランキング形式で10位まで行ってみましょう。

マニアックなことも書いてますが、私のブログは基本マニアックなので我慢してください。

 

1位:門扉【税込69万円減】

製作門扉が100万円と高すぎました。

YKK APのシャローネに変更することで減額となりました。

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※我が家は片開きです。

 

ガレージ(2.3m)と高さを揃えるために製作門扉としていましたが、あえなく轟沈です。

シャローネも悪いものではないですよ。


 

2位:下地材【税込68万円減】

2位は外壁の下地材でした。

壁の作り方も色々あって、耐力壁に構造用合板を貼ることで壁を強くすることができます。

壁倍率ってやつです。

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しかし、建築士さんは合板を貼って耐力壁にするのがあまり好きじゃないんです。

 

一般的な木造住宅は家の柱の外側に透湿防水シートという水は通さないけど、湿気(水蒸気)は通す性質をもったシートが貼られていて壁内部での結露を防いでいます。

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壁内で結露が発生すると柱が腐ってしまうからですね。

しかし、合板は水蒸気を通しにくいので、柱に合板を貼ってしまうと通気ができなくなってしまいます。

これを嫌って可能な限り合板を貼らない様にしているわけです。

 

なので、我が家は筋交いのみの耐力壁で必要な壁量を確保しているのですが、工務店さんの見積もりにはその合板代が含まれていました。

我が家には必要ないので無くなりました。

 

内部結露については諸説あるようで、素人の私がとやかく言うつもりはありません。

通気できる合板もありますし、色々な方法で通気できるようにもできますし、全く気にしない建築士もいるようです。

そもそも2X4なんて合板なしでは成立しない工法ですからね。

実際、工務店さんが見積もりにいれたのは他の建築士さんが普通にやっているからでしょうし、我が家も3階建て案のときは壁量が全然足りなかったので合板を貼っていました。

詳しく知りたい方は「内部結露」でggってください。

 

 

3位:塀【税込48万円減】

我が家のアプローチの南側にはマンションがあり、目隠し塀を立ててくれているのですが、見た目が良くないです。

お隣の目隠し塀を隠す木製格子の塀を計画していましたが、一旦無しにしました。

気にならないかもしれないし、アプローチも狭くなるので様子見です。

なにより後からいくらでも付けられるので。

 

 

4位:諸経費【33万円減】

よく分かりませんが減りました。

建築士さんが何か指摘したのでしょう。

 

 

5位:ディスポーザ【税込33万円減】

ディスポーザって分かりますかね?

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最近のマンションに付いている生ごみ処理機です。

生ごみを放り込むと粉砕してくれて、そのまま水と一緒に流せるんです。

ただそのまま流すと下水管がつまっちゃうので、マンションは浄化槽を備えています。

 

私が採用しようとしていたのはその戸建て版で、シンク下に分離・乾燥機を備えることで下水に流さずシンク下に貯まっていく構造です。  

詳細はメーカーのHPを見てください。

言うほど優先度が高かったわけでもないので無くしました。

シンク下からゴミを取り出すのも面倒だし、ディスポーザは結構壊れるらしいので。

 

個別に生ごみ処理器を買おうかな。

島産業のパリパリキューブの新作パリパリキューはデザイン頑張ってくれてるし。

  

 

6位:左官工事【税込23万円減】

基礎の巾木部分をモルタルの金ゴテで仕上げることになっていましたが、我が家の基礎はほぼ見えないので、仕上げは無しの打ちっ放しにしました。

これで10万円の減額です。

あと、バルコニーに土間コンを入れることになってましたが、間違いだったようで無くなりました。

我が家にバルコニーはないんでね。

 

 

7位:電灯コンセント設備【税込17万円減】

ざっくり計算だったので、詳細に計算してもらったら減額になりました。

機能スイッチはバシバシ削る予定なので、もう少し下がると思います。

 

  

 

8位:電気温水器【税込15万円減】

洗面台の水栓からすぐにお湯が出るように電気温水器を入れてましたが、言うほど苦じゃないので無くしました。

これを受けて洗面台の水栓を自動水栓から手動水栓にするかもしれません。

自動水栓は捨て水が面倒ですし、減額にもなります。 

  

 

9位:カーペットタイル【税込13万円減】

異常に高かったので間違いだったんでしょう。

最悪、ロフトは自分で貼ろうかな。

 

 

10位:製作家具【税込12万円減】

主寝室のデスクを製作にしていましたが、高いので止めました。

主寝室は全くこだわってないので、テキトーに買ってきたものを入れます。

というか主寝室のデスクだけで12万円は流石にぼり過ぎ。

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ボリス・ジョンソン

 

 

如何でしたか?

 

実はこの上位10位を足すと、310万円以上の減額になっているんです。

不足している内容が割とあって70万円の増額になってました。

なので減額としては380万円なんです。

 

 

最初の見積もりなんてそんなもんでしょう。

2回目以降に乞うご期待。

 

追記(2021.12.10)

2回目です。


 

ここまで付き合って頂きありがとうございます。 

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