ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

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建築工事請負契約の解消

お久しぶりです。

 

お隣との紛争は落ち着くどころか、脱線し、

建築工事請負契約解消

という形で不時着しました。

 

我々はお隣と合意書による解決を図りましたが、

工務店側は弁護士によるお隣の排除を第一に考えていたため、

折り合いがつかず、工務店から解除通知が出されました。

我々はまだ正式に承諾していませんが、解消は避けられないでしょう。

 

 

我々は次の工務店を探さなければいけないのですが、

そんなに簡単な話じゃありません。

 

というのも、次の工務店にはお隣との紛争の経緯や、工務店との契約を解消したことを説明する必要があります。

合意書によりお隣と問題を解決していても、お隣が工事の妨害をする可能性は0ではありません。

なので経緯をきちんと説明し、工務店にもリスクを承知して頂かないと、妨害されたときに我々と監理者が訴えられる可能性があります。

 

問題はリスクを承知で受けてくれる工務店があるかという点です。

見えないリスクは防ぎようがないですが、見えるリスクは避けるのが普通でしょう。

 

 

更に監理請負契約を結ぶ今の建築士さんも、リスクが高いとして契約解除しそうです。

解除となると今の建築士さんは設計のみを行うことになり、我々は監理してくれる建築士を新たに探さなければなりません。

こちらもリスク覚悟で受けてくれる人が見つかるかが問題です。

しかも設計者と監理者が違うと、設計者の意図が完全には伝わらず、家の質が下がる可能性もあります。

 

 

施主と工務店で揉めるケースがあるのは知っていましたが、

まさか自分がこうなるとは思いもしませんでした。

 


建築士さんには今の土地を売って、違う場所で建てることを薦められました。

しかし、大阪市のど真ん中で我々が納得できる土地を探すのは容易ではありません。

 

不動産屋に確認すると我が家の土地は坪170~200万円ほどの市場価値があり、売ると5000~6000万円ほどの金額になるそうです。

我々庶民には検討すら不可能な高額な土地で、曽祖父には感謝です。

まさにバブル期並なんですが、逆に言うと同じレベルの土地を買おうとすると、同じだけ払わなければならないということです。

30坪以上となると市場に出ることも稀で、15年ほど前に同じ町に越してきた妻の両親も3年待ってやっと買えたそうです。

 

しかもこの土地は70年前に30万円で買っているため、差額の20%の1000万円ほどの税金が発生するそうです。

住み替えであれば、この税金は不要なのですが、既に更地になっているため住民票が移せず、遊休地扱いとなってしまうそうです。

 

更にこの土地は父の土地です。

新築時の親からの贈与は3000万円までが非課税なので、超過分は贈与税もかかります。

 

結局住み替えは大幅な損失になるんです。

当初の計画を進めるべく、色々あがいてみます。

 

 

 

ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。 

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