ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

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内装ボードSOLIDOの話

みなさんはどんな感じの内装が好みでしょうか?

 

私は石やコンクリ等のマットな素材感のある感じが好きです。

 

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なのでアクセントクロスならぬアクセントタイルを随所に使う計画です。

けど、良いタイルって高いんですよね。

かといってビニールクロスの石目調や塗り壁調だと本物感が薄いです。

 

私が特に気にしているのが1階と2階を結ぶ階段の壁です。

 

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ここは玄関の一部ですし、階段の吹き抜けで範囲が大きいので目につく場所です。

 

更に混構造のため1階部分がRC造で2階部分が木造なので、揺れ方の違いによりモールテックス等の左官仕上げではヒビが入る可能性が高い場所でもあります。

 

 

そんな私に建築士さんが勧めてくれたのがKMEW(ケイミュー)の

SOLIDO(ソリド)

です。

 ケイミューといえば雨といやサイディング等の屋根・外壁材で有名ですが、内装材はノーマークでした。

 

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いいですねぇ。

 

typeFとtypeMがあり、typeFが15mm厚の金物で固定する大判の内装ボードで、typeMが6mm厚の接着剤で固定する小さめの内装ボードです。

 

カラーはtypeFがcofeeの1色、typeMは鉄黒とセメントの2色展開です。

 

typeFのcofeeはコーヒー豆のかすが入っているので灰色の中に小さな茶色の斑点があります。

コーヒー豆のかすは脱臭効果があることで有名ですが、特に謳っていないので効果はなさそうです。

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我が家に使うならtypeM_FLATのセメントかな。

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左がセメント、右が鉄黒です。

 

あえて白華を抑えないことで、良い感じにムラのある仕上がりです。

そして原料に再生材料を使うことで環境にも配慮されています。

 


さっそくサンプルを取り寄せてもらいました。

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実物はHPの写真とは少し違う印象です。

 

HPの写真を見るとセメントのような硬くて冷たい感じに思いますが、実物は少し柔らかく、ふんわりとした温かみがある感じです。

原料に古紙パルプが使われているためか、少し紙っぽさがあります。

 

またtypeFは表面がザラザラしていますが、typeMはロールプレスされているため少しツルっとしています。

写真では伝わりにくいですがtypeFはコーヒー豆かすの茶色が良い味を出していて、入っていないtypeMのセメントだと物足りなく感じます。

あと、鉄黒はめっちゃ黒いです。

 

実物を見るとtypeFの方が好みですね。

 

まぁ正直タイルの方が好みですが、硬いタイルに子どもがぶつかると危険だし、1階は寒くなりがちなのでこっちの方が良いかもしれません。

 

それにRC造のコンクリで硬くて冷たい感じの1階と、木造の柔らかく暖かい感じの2階を繋ぐ階段の壁はSOLIDOぐらいの塩梅が合う気もします。


お値段は定価で5,430円/㎡なので安めのタイルぐらいです。

 

接着剤貼りだと1階と2階の境界で目地にクラックが入ったり浮いてきたりしそうなので金物で取り付けるtypeFが良さそうかな。

分厚い+金物の分だけ階段が狭くなっちゃうんで悩みます。

 

最終的に何を選ぶかは完成後のお楽しみですが、こんなのもあるよって話でした。

 

 

ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。 

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