ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

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LANケーブルについて

平成ももう終わろうとしていますね。平成と言えばインターネットの普及がとても進みました。2020年には5Gが運用開始され無線で10Gbps(ギガビット毎秒)の速度が出せる超高速通信時代になる予定です。

ということで今日はLANケーブルの話をします。そんなに長くありません。これから家を建てる方はHMや工務店建築士に確認しておくべき内容を書きますよ。

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有線の通信は光ファーバーを使った通信が普及した2000年代後半より一気に高速化されました。2018年現在では1Gbpsが普及しており、10Gbpsなんてのも一部地域で始まっています。2000年初頭のADSL時代は100Mbpsだったので15年ぐらいで100倍速くなったことになります。

 

もちろん新しい技術を利用するには新しい設備が必要です。

皆さんの家にもモジュラージャック(LANコンセント)ありますよね?

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あれはルーターからモデムとLANケーブルを介してモジュラージャックに至ります。ルーターやモデムは簡単に交換できるのですが、壁の中のLANケーブルの交換となるとなかなか大変です。

そして現在普及しているLANケーブルはカテゴリ5eカテゴリ61Gbpsにしか対応していません。特に指示をしなければ、このどちらかになると思います。是非確認してください。

 

今の流れだと5~10年後の2020年代中頃には10Gbpsが普及していると思いますので、先の両者では力不足です。先を見据えて10Gbpsに対応するカテゴリ6AのLANケーブルにアップグレードしておくべきだと思います。

価格は1.4倍ぐらいするのですが、100mで6000円ほどしか変わりませんので取り換えの工賃を考えると先にやっといた方が良いです。カテゴリ7や8もありますが、まだまだ製品も出揃っていない上にあんまり先のことは分からないので6Aで良いと思います。

モジュラージャックも6A対応にすべきですが、業界の雄であるパナソニックからはまだ発売されていないので注意してください。

 

特にゲームや映画が好きな方などは8Kの配信は1Gbpsだと足りない可能性もあります。

先のNURO光auひかりが提供している10Gbpsのサービスもカテゴリ5eや6のLANケーブルだと1Gbpsが上限になり無駄金になりますので注意してくださいね。

ちなみに我が家は大阪市内でも割と中心に近い場所ですが10Gbpsのサービス提供外でした。東京一極集中は勘弁して頂きたいものですね。

 

 

 

ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。 

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