ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

住宅ローン もう少し考えてみる

前回のシュミレーションのパターン②の私は今回の増税により損になりそうなので増税前に建てる計画で進んでいます。(2019年3月中に建築請負契約or9月中に引渡し)

 

お国の力

少しでもお得にするためには金融機関の選定はもちろん、行政の力をフルに使うことを考えなければなりません。

現在私は大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度(長い)を使う予定ですが住宅ローンの0.5%以内(最大10万円/年まで)の給付のため、4000万円借り入れ予定の私は10万円の上限により住宅ローンの0.25%分しか給付されません。ここで妻と私で2000万円×2人のペアローンにすれば、0.5%×2人分の給付を受けられると思い、大阪市の窓口に聞いてみました。

 

大阪市の回答は

ダメでした。ペアローンにすると、どちらか一方にしか給付されないそうです。
しかし、ペアローンは一考の価値があります。

 

死別したときを考える

共働きの我が家にとって、片方が死亡すると住宅ローンの返済は非常に苦しくなります。

元々は夫である私の名義で4000万円の借入れを計画していたので、仮に私が亡くなると住宅ローンは0になり別に加入している生命保険の1700万円が入り、遺族年金が給付されます。しかし生命保険に入っていない妻が死ぬと、住宅ローンはそのままで遺族年金も場合によっては受け取れません。旧態依然の遺族年金の男女格差はさっさと是正してほしいものです。
ローンの返済額は月12万円弱ですから、固定資産税を考えると年間155万円程度で今の年収の25%と少し辛そうです。

 

妻も年収400~450万円程度稼ぐ力はある上に生命保険と遺族年金があるので住宅ローンを0にする必要は無い気がします。

仮に借入れ4000万円の内、1000万円を妻名義にすると35年ローンで返済は月3万円弱程度です。家賃3万円と考えると非常に安いです。

そして私は残りの3000万円の借入れですので返済は月9万円程度です。固定資産税を考えても年間120万円程度で今の年収の20%以内に収まるので無理のないことが分かります。そして私のローンを固定金利、妻のローンを変動金利にしておけば繰上返済に選択の余地が生まれリスクヘッジにもなります。

 

ペアローンの欠点

ローンの諸費用が司法書士報酬や印紙代が2つ分必要となるため10万円は増えそうです。また繰上返済時に贈与税課税の恐れがあります。金利が上昇したので妻のローンを繰上返済をしようと夫名義の口座からお金を出すと、妻に贈与したことになり贈与税を課される可能性があります。

 

我が家の選択

我が家は私3000万円+妻1000万円のペアローンでいきたいと思います。

諸費用増加分はフラット35と変動の金利差で埋められるだろうし、贈与税も前もって対策していれば大丈夫そうです。
そもそも4000万円の借り入れで足りるのか?はやく概算見積もりして~(概算見積もりの予定は来年2月です)

 

 

 

ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。 

こちらから様々な建築設計事務所の素敵なお宅が見られます。