よく後悔ポイントとして挙げられる吹き抜けのあるリビング。
たしかに色々とデメリットがありますが、我が家はしっかりと対策しましたので後悔は1ミリもないです。
今回はそんな我が家の吹き抜けについて紹介します。
我が家の吹き抜け
我が家のLDKは23帖で、廊下やパントリーも含めると30帖あります。
その内の22帖が高さ4mの吹き抜けになっています。
私が吹き抜けを採用した理由は「解放感」、コレに尽きます。
22帖で普通の天井高だとはっきり言って狭く感じてしまいます。
映画館やホールが広く感じるのは天井が高いからで、天井が狭い地下街なんかは広くても広く感じないどころか閉塞感を感じます。
吹き抜けによる圧倒的な解放感は少々のデメリットを吹き飛ばしてくれますが、デメリットがないことに越したことは無いですよね。
デメリットと対策
よく言われるデメリットが以下の5点。
1.寒い
2.電気代が高くなる
3.音やにおいが上階に伝わる
4.太陽が眩しい
5.掃除がしにくい
それぞれ解説します。
1.寒い
暖かい空気は吹き抜けの上層に溜まるので、寒くなりがちです。
窓が増えるのも寒くなる一因になります。
>我が家の対策
シーリングファンを設置しました。
シーリングファンによって上層に溜まった暖かい空気を攪拌することにより、室内の温度を一定にすることができます。
また風向きや強さを変えられるので、夏場は下向きの強風にして扇風機代わりに、冬場は上向きの弱風にすることで風を感じないようにしています。
インテリアのアクセントにもなるのでおススメです。
2.電気代が高くなる
部屋の容積が大きくなるので、空調の電気代が高くなります。
エアコンやストーブのサイズも大きくする必要があるので、電気代だけでなくイニシャルコストも高くなりがちです。
>我が家の対策
高気密高断熱住宅にしました。
家の断熱性が高いと部屋が大きくても熱が逃げないので、空調の電気代が抑えられます。
これは吹き抜けに関係なく効果があるのでおススメですが、やり過ぎても費用対効果を得られませんので、ほどほどにするのが良いと思います。
また、エネルギー効率の悪い床暖房やストーブ、ヒーターを使わず、エアコンだけを使うのも電気代を抑えることができます。
我が家は高気密高断熱住宅なのを生かして、30帖+吹き抜け20帖の大空間を14帖用エアコン1台で賄っています。
エアコンは14帖用を超えると本体価格が高くなる上に効率も悪くなるので、家の断熱性を上げて小さめのエアコンにするのがおススメです。
窓はペアガラスの樹脂アルミ複合サッシにしています。
トリプルガラスも検討しましたがコスパが悪く、電気代で元が取れることはないです。
樹脂サッシも太くて見た目が悪いので、見た目とコストからペアガラスの樹脂アルミ複合サッシがベストチョイスだと思います。
ペアガラスの樹脂アルミ複合サッシでも結露するようなことはありません。
3.音やにおいが上階に伝わる
上階の居室との間に壁がなければ音やにおいが伝わってしまいます。
実際に妻の実家は上階にある子ども部屋にリビングのTVの音や話し声が聞こえるので、邪魔に感じます。
においは気になりませんでした。
>我が家の対策
居室を下階に配置し、上階はロフトにしました。
普段、人がいないロフトであれば、音やにおいが伝わっても問題ありません。
これは2階リビングだからできることですが、おススメです。
4.太陽が眩しい
窓の向きにもよっては眩しくなる時期、時間があります。
東向きだと朝方、南向きだと昼、西向きだと夕方ですね。
特に太陽高度が低い冬場が酷く、我が家は東向き窓なので冬場の朝方が眩しいです。
>我が家の対策
電動シャッターのタイマー機能を使っています。
我が家では生活に合わせてシャッターを自動開閉するように設定しています。
平日だと早朝に開いて、家を出る時間に閉まり、帰宅時間にまた開き、就寝時間にまた閉じるという感じです。
早朝は下側のシャッターを少し開けて、吹き抜け側は閉じたままの設定にすることで太陽光を遮っています。
南向きだと夏場の日射熱も酷いので、南向きの吹き抜け窓は避けた方が良いと思います。
5.掃除がしにくい
天井が高いと掃除が大変です。
清掃業者に頼むのも高さ2m以上の足場での作業は高所作業となるため、断られたり割増し料金になったりします。
>我が家の対策
完璧に対策することはできませんが、照明を埋め込みダウンラインにして、天井をフラットにすることで掃除する必要がないようにしています。
また、天井をレッドシダー貼りにすることで、汚れを目立たなくすることができます。
普段の掃除は伸縮式のハンディモップだけで済みますので、手間と言うことは無いですが、ブラインドを外して洗うことができないので、そこは不便です。
一応、脚立を置けるスペースや動線は確保しています。
外の窓掃除は床用のモップと散水ホースでしています。
ここまで読んで頂きありがとうございます。