ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

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付けて良かった設備をご紹介【90cm幅IHコンロ】

だいぶ間があいちゃいましたけど、第二弾です。

今回は90cm幅のIHコンロです。

 

ここで豆知識。

「コンロ」はカタカナで著されることが多いですが、日本語です。

漢字では「焜炉」と書きます。

 

前回はパーティーシンク&水栓を紹介しました。


90cm幅IHコンロ

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我が家のコンロはGAGGENAU(ガゲナウ)のCI 290 111です。

最大の特徴は幅が90cmと幅広なこと。

 

一般的なコンロの幅は60cmか75cmで、2口横並びか3口の三角配置ですよね。

国産だと手前が標準ヒーター(3kW)で奥に小ヒーター(1.5kW) というのが多いです。

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引用:パナソニック

 

90cm幅は3口の横並びになるので、全ての鍋が扱いやすいです。

また2人で使っても窮屈にならないです。

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CI 290 111

我が家のIHコンロ(CI 290)について。

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火力は左から標準(2.6kW)、標準(2.2kW)、標準(2.2kW)で、ブースター機能を使えば一時的に3.7kWまで上げられます。

 

特徴は

  • 多機能
  • 優れた操作性
  • グリルレス
  • フリーゾーン
  • フラットな天板
  • 高価格

なこと。

 

 

多機能

CI 290に関わらず最近のコンロは多機能です。

国産に負けず劣らず高機能なのですが、長くなるので説明しません。

 

正直、タイマーしか使ってないです。

気になる方は公式サイトを見てください。


 

優れた操作性

IHコンロの操作はタッチパネルだったりボタンだったりするんですが、CI 290は基本的な操作は全てコントロールノブで操作します。

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従来のガスコンロのように右に回せば強火、左に回せば弱火です。

ノブの底面はコマのような形をしており、上面を押すと少し倒れる構造で、使いたいヒーターのアイコンの方向に傾けると選択できます。

ノブは磁石の力で安定しており、倒れたままになる様なことはないです。

これを考えた人は天才ですね。

同じエンジニアとして尊敬します。

 

ノブは天板に載っているだけなので外せます。

外しておくことで掃除の邪魔にもなりませんし、チャイルドセーフにもなります。

我が家では使わないときは吊戸棚の壁に引っ付けてます。

これを考えた人は(略)

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グリルレス

輸入物のIHコンロはグリルがないのが普通ですが、我が家はコンロ下のグリルを使わないので問題になりませんでした。

 

コンロ下のグリルは位置が低すぎて使いにくいので、必要なときはビルトインオーブンのグリル機能を使ってます。

 

本来グリルがある場所は引き出しにして、キッチンツールを収納しています。

慣れると、この位置に収納がないキッチンが普通なのが考えられないぐらい使いやすいです。

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また、グリルレス+横並びなので奥行きが36cmと一般的なものより20cmもコンパクト。

その分キッチンの奥に配置することができるので、大きなフライパンのハンドルもカウンター内に収めることができます。

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ハンドルが通路に飛び出すと、移動時に引っかかって危険です。

私はこれ目的で90cm幅を選んだといっても過言ではないぐらい重要視しました。

 

 

フリーゾーン

右側の[ ]で囲われたエリアがフリーゾーンです。

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フリーゾーンには小さなヒーターが4個埋め込まれていて、ある程度自由に置くことができます。

また、フリーゾーンに大きな鉄板を置けば、ムラなく熱することができます。

 

ハイエンドのCX 480だと、48個ものヒーターを使って天板全面をフリーゾーンとし、4つまでの鍋ならどこに置いても良いというものでした。

正に究極のIHコンロなんですが、お値段140万円と超高額なのもあって現在は販売終了しています。

 

 

フラットな天板

国産のIHコンロはフラットを謳いながら排気口があってフラットじゃなかったりします。

 

輸入物を意識した三菱電機のユーロスタイルですら、排気口のカバーが出っ張ります。

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引用:三菱電機

 

ユーロスタイルはカバーがあるだけましで、一般的なものは穴が開いているだけなので、ゴミが入るわ詰まるわで掃除しにくいです。

 

CI 290は完全にフラットですので掃除しやすく、なにより美しいです。

天板からの飛び出しも2.5mmぐらいと極小で、アイランドキッチンに映えます。

 

 

高価格

税込み50万円ぐらい。

一般的なものが10~15万円ぐらいなんで相当高いです。

流石はガゲナウ。

 

気になる方は是非ショールームでその素晴らしさを体感頂きたいんですけど、資金に余力がない人は行かない方が良いです。

欲しくなるので。

 

 

注意点

輸入物IHコンロで留意すべきなのが、使えない鍋があるということです。

というか普通に売ってる鍋はほぼ使えないんで、百貨店等で売っている輸入物を使ってください。

 

欧州は静電気の規制が厳しいので、その影響みたいです。

取説にもバッチリ書かれています。

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引用:CI 290取扱説明書

 

我が家は基本的にツヴィリングのもので統一しています。

中央に窪みがありますが問題はないようです。

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もう一点、そもそもの話ですが一般的なキッチンメーカーが90cm幅コンロに対応してくれるのか不明です。

我が家はフルオーダーメイドの造作キッチンなんで何とでもなりました。

先に確認しておいた方が良いでしょう。

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。 

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