郵便受けを見るとチラシが1枚。
我が家の隣にあるマンションを買いませんかという内容でした。
なんで4人家族が1Kマンションを買うんだよと思ってよくよく見てみると、1棟丸ごと買いませんかという内容でした。
お値段なんと
4.5億円!
このマンションについて
私は地元の人間なので、このマンションのことは良く知っています。
もともとこの場所には自営業で営んでいる工場兼住宅がありましたが、老齢により引退。
生活資金を稼ぐためにマンションを建設し、その1室に居住。
昨年、今の不動産屋に売られてオーナーが変わりました。
マンションデペロッパーに騙されて大金を借金し、返済不能になって土地ごと不動産屋に取り上げられたよくある話です。
なので1K22室、3LDK1室と謎の部屋割りになっています。
3LDKに元オーナーが住んでいたんですね。
買うの?
元オーナーが売ったのも、不動産屋さんが売りたいのも儲けが出ない物件に他ならないので、こんなの買うはずないです。
そもそも我々夫婦の収入じゃローンさえ組めないと思います。
おまけに強気の価格設定で表面利回りも大して良くないので、ローンを組んだら即赤字です。
マンションを潰せば我が家と土地が繋がって、土地価格は跳ね上がるんでしょうけど、築10年のRCマンションはまだまだ現役ですからね。
それに我が家は最寄駅から徒歩10分ぐらいで、家族で住む人には静かさと利便性が良い塩梅に思えるんですけど、1Kマンションに住むような独身orカップルはもっと駅に近い場所を希望するんじゃないかな。
本日の教訓
やはり商売はお客さん目線でやらないと駄目だと思います。
土地があって生活資金が欲しいからマンションを建てるって、完全にオーナー都合ですからね。
工場を営んでいたときはそれなりにうまく回っていただろうに、人生の終盤で大博打を打たざるを得ないなんて本当に殺生な世の中です。
私はぬるま湯大手サラリーマンをテキトーに30年こなして、山もなければ谷もない人生を全うします。
老後資金を貯めなくっちゃ。
ここまで読んで頂きありがとうございます。