昨日、住宅ローン減税の延期のニュースが出ましたね。
知らない方は下記参照(産経新聞から抜粋)
政府・与党は消費税10%引き上げの景気対策として、住宅ローン減税の適用期間を現行の10年から3年延長し、13年間とする方向で調整に入った。(中略)延長する3年間は、住宅やマンションの建物購入価格の2%分を3年かけて所得税などから差し引く。例えば、建物部分の価格が3千万円の住宅を購入した場合、2%の消費税増税分に相当する60万円が3年間で還付される。建物価格の2%分の還付額と、現行制度の控除額である借入残高の1%分を3年間還付した場合の額を比べ、少ない方を実際の減税額にできるようにする。
これどう思います?
得にはならないけど損はしないように見えますよね?
シュミレーションしてみると確実に損をします。
(2018年12月18日追記)
すまい給付金が拡大されますのでトータルで得になるケースがあります。給付額は収入によるので得か損かは人によりけりになります。
消費税2%上がる代わりに2%分を3年間で返すんだから同じに見えます。でも住宅ローンを使ってるんだから消費税2%上がった分にも利息がつきます。
更に建物価格の2%と借入残高の1%分の少ない方を減額されると、防火地域の私のようなコストがかかる家は借入残高の1%の方が少なくなりかなり損をします。
もう少し言うと、増税後に買った家具や家電は返ってこないのでその分も損になります。ローンに組み込めば返ってきますが、利息分はやはり損をします。
今回は2つのパターンでシュミレーションしてみました。
条件は金利1.4%で35年固定にしました。もう一度言いますが金利が何%になろうが損はします。※土地には消費税がかかりません。仲介手数料やローン手数料は課税対象ですが、額が小さいので考慮しません。
パターン①頭金:1000万円 土地:2000万円 家:2000万円(税抜)
パターン②頭金:1000万円 土地:0万円 家:5000万円(税抜)
こんな感じです。当然ですがローンの借入額が多ければ多いほど損をします。
また、借入額に対して家の価格が高いとかなり損をします。
ちょっとでも損をしたくない方は早めに動いた方が良いかもしれませんね。
ただ、まだ確定ではないのでもう少し様子を見ましょう。
(2018年12月18日追記)
すまい給付金を考えるとパターン①だと得、パターン②だと少し損になりそうです。
ここまで駄文に付き合って頂きありがとうございました。