ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

Atrium House

ゆとり技術者と建築家で建てる都市型住宅

引き渡しに行ったら住めない家だった話

かなりショッキングなお話です。

どういった文面でブログを書こうか悩みましたが、つらつら書こうと思います。

 

未完成の我が家

当初の引き渡し予定日から1ヶ月が経ち、改めて引き渡し日を迎えました。

 

延期の原因となったシステムバスの納入は確認しましたが、嫌な予感しかしません。

色んなところが未完成だし、1ヶ月以上前に指摘したところも直ってないし、図面と違うところも散見します。。。

 

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門扉周りが未完成。

 

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手摺りの色が違う。

 

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家具の色も違うし、ロフト階段の手摺りもない

 

などなど。

書き出したらキリがない。

 

 

一番の問題がキッチン

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水栓もシンクもない。

 

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IHコンロもない。

 

水栓もシンクもIHコンロも物はあるんです。

ただ、天板がないんです。

引き渡し2日前に家具屋から納入できない連絡があったそうです。

 

理由は

自分達で作ろうと思ったけど、無理だったから板金屋に頼んだが、板金屋でも無理だった。

らしい。

 

怒りで気が狂いそうです。

というのも天板は松岡製作所でメーカー指定して依頼しているんです。

※業界では有名なステンレスキッチンメーカー

普通の板金屋じゃ作れないのが分かってたからメーカー指定してるのに、勝手にメーカー指定を無視した挙句できませんでしたってイミフ。

 

しかも当初の引き渡しは1ヶ月前。

延期の原因がシステムバスなんであれば、他の部分は1ヶ月前に出来てて当然。

それが引き渡しの2日前まで部品が入らないのに気付かないって工務店の管理もおかしい。

 

それに引き渡しが無理なのは明らかです。

シンクのない家で普通に暮らせるとでも?

検査機関もこんな家に検査済証を出すな。

 

 

そして、もうひとつ。

 

作り直したシステムバスも問題です。

見てください。

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まぁ格好いいです。

 

一見、問題ないように思えますが、オーバーヘッドシャワーの高さが175cmしかないです。

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オーバーヘッドシャワーの位置は私が立ち会って指示したので、私のミスだと思ってましたが、実はメーカーのミスでした。

 

TOTOサザナの標準の天井高は215cmです。

オーバーヘッドシャワーは天井から25cm下になる仕様なので190cmになるはずでした。

しかし、現物は低天井仕様の200cmでした。

どうやらメーカーは梁とレンジフードのダクトの取り合いから標準天井仕様は入らないと判断し、独断で低天井仕様に変更したようです。

 

建築士さん曰く、ダクトを一部変形させたり梁の角を面取りするなど回避策はあり、相談も無しに独断で仕様変更なんて有り得ないです。

 

 

結果

引き渡しは1週間延期になりました。

キッチン天板は仮の天板を一旦取り付け、引き渡し後に松岡製作所製が完成次第交換。

システムバスも引き渡し後に交換です。

当然、どちらもそれぞれのメーカー負担です。

 

 

正直なところ

1週間程度の延期で引き渡しができる状態になるとは思えないです。

先日もウッドデッキを製作していましたが、間違ってたので再製作になるでしょう。

 

私もメーカー勤務なのでなんとなく分かりますが、施工管理が機能していないです。

工程管理ができておらず、物がいつ入るか把握できていないから必要な時に人を集められていないし、設計内容も棟梁までしっかり伝わっておらずやり直しだらけ。

現場のモチベーションが下がっているのが私にも伝わります。

こうなると原価管理もできてないでしょう。

 

安全だけはきっちりやって欲しいですね。

 

 

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減額調整2回目【302万円減】

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今回も内訳を詳細に書き出しました。

減額調整に頭を悩ませている方の力になれればと思います。

金額は全て消費税込みです。

 

これまでの経緯

高額な見積りを受けて、構造から再設計することで1275万円の減額になりました。

(再設計費:+70万円、仕様アップ:255万円、減額効果:1600万円


その後、1回目の減額調整で310万円減額し契約しました。


そして、2回目の減額調整を行い302万円減額しお支払いしました。

(仕様アップ:+208万円、増額:+42万円、減額調整:552万円

 

 

減額内容

それではランキング形式で10位まで行ってみましょう。

マニアックなことも書いてますが、私のブログは基本マニアックなので我慢してください。

 

1位:木製建具工事【80万円減】

室内扉は子供部屋と浴室を除いて製作です。

製作する扉は全てタモ材で計画していましたが、ラワン合板とポリ合板に変更することで30万円の減額になりました。

また、エアコンを隠すためのガラリ2箇所を無くすことで17万円、トイレ収納の扉を無くすことで9万円の減額になっていました。

 

扉って意外と高いです。

寝室や水回り、クローゼット等の客人に見せない部屋の収納扉はなるべく無くすのが減額のコツです。

 

 

 2位:鋼製建具工事【67万円減】

前にも書いた窓です。

FIX窓が掃き出し窓になる変更がありましたが、リビングの窓だけで83万円の減額になりました。

しかし、防火シャッターの追加で28万円の増額、他の窓を削って最終67万円の減額に落ち着きました。

ポイントは小さい窓を複数置くより、大きな窓を少量置いたほうが減額になるということ。

また、網なし防火窓はそんなに高くないので積極的に使って良いです。


 

 3位:家具工事【64万円減】

キッチンと洗面台は家具職人による造作です。

思ったより安くでき、キッチンが53万円、洗面台は11万円の減額になりました。

 まぁ見積りが甘かっただけとも言えます。

 

 

4位:造作工事【54万円減】

リビングの床はチークの無垢材。

ミャンマー産の1枚物を、インドネシア産のユニタイプに変更することで34万円の減額になりました。

また、以前書いたリビングの縦格子の廃止で15万円の減額です。


 

5位:共通仮設【51万円減】

よく分かりませんけど減額になりました。

恐らくですが、我が家の裏にはトイレ付きの公園があるので仮設トイレ費が浮いたのだと思います。

 

 

6位:換気設備工事【46万円減】

 以前書いた第1種換気の廃止で45万円の減額

過去記事で計算した通り、設置費を電気代で相殺することはできない上に、やりたいことは数千円でできるので第3種にしました。

安くない買い物なので第1種にされる方は十分に検討することをお勧めします。

 

 

7位:外装工事【43万円減】

以前書いたコーナー役物廃止で20万円の減額

あとは車庫のサイディング材を安価な物に変更して13万円の減額と、何故かメインのサイディング材の単価が安くなり10万円の減額です。

 

 

 8位:値引き【30万円減】

引渡し延期のお詫びに引いてくれました。

特に請求もしていなかったので嬉しい誤算。

もちろん実損失の補償とは別です。

 

 

9位:住宅設備機器工事【25万円減】

洗面水栓を自動から手動に変えて9万円減

キッチンのサブ水栓を舶来物から国産の業務用に変えて9万円減

システムバスを1620→1616に変更で5万円減

他にも細々削りました。

 

 

10位:エアコン工事【22万円減】

玄関ホールのエアコンの廃止とマルチの室外機サイズ変更で11万円の減額

リビングのエアコンを壁掛けの29畳用から天井埋め込みの14畳用に変更で8万円の減額

リビングは24畳の高天井なので14畳用だと厳しいかもですが、我が家の性能を信じました。

ちなみに我が家はUA値=0.52、Q値=1.59、C値=0.8です。

 


如何でしたか?

正直、詰め切れなかった部分もありますが、結果には満足しています。

7000万円超の見積もりを見た時はどうなることかと思いましたが、なんとか予算内に収まりました。

ただ、208万円の仕様アップについてはやり過ぎた感があります。

 

 

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我が家のお値段が決定【2300万円減】

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やっとFIXしました。

では早速。

  

我が家の住宅価格

 5720万円でした。

家具・家電や諸費用を足すと、6000万円強で予定通りって感じです。

 

 

内訳

 建築費:4773万円

 設計・監理費:517万円

 消費税:529万円

 値引き:-87万円

 遅延損害金:-12万円

 

土地抜きのいわゆる「上物」価格です。

施工延床面積が171㎡(51.6坪)なので坪単価で言うと111万円ほど。

 

 

減額

 遅延損害金を除くと、契約時から302万円の減額になりました。

※2021.12.10 リンク追記

 

1回目の減額が310万円だったので、見積り時からは612万円の減額です。

仕様アップ等で250万円増額したので、減額としてはもう少し多いです。

 

 

金額の推移

過去記事の金額は設計費が入ってたり、なかったりと分かりにくいのでまとめました。

価格は全て税込みです。

 

①旧案見積り(耐火3階建て)

 建築費:7120万円

 設計・監理費:500万円

 

②見積り(準耐火2階建て+車庫)

 建築費:5775万円[-1345万円
    (仕様+255万円、減額-1600万円

 設計・監理費:570万円[+70万円
    (再設計費+70万円

 

③請負契約時(同上)

 建築費:5465万円[-310万円
    (減額-310万円

 設計・監理費:570万円[―]

 

④最終(同上)

 建築費:5163万円[-302万円
   (仕様等+250万円、減額-552万円

 設計・監理費:570万円[―]

 

旧案見積りから見ると、仕様アップ等で505万円増額して、2462万円減額しました。

新案発案時の建築士さん予想の建築費は4500万円でしたので、増額分がなければ到達していましたね。

 

 

ハウスメーカー(HM)と比べて高い?

我が家は個人建築事務所と工務店のタッグで建てられたわけですが、HMと比べると高いのでしょうか?

 

まぁ木造で坪111万円と聞くと高いですよね。

 

しかし、正直我が家は贅沢仕様です。

505万円増額した仕様アップはほぼ全て贅沢仕様ですし、元々の仕様もなかなかの贅沢仕様。

5720万円の内、控えめにも言っても600万円分は贅沢仕様のため。

 

私が12社のHMと話して、その中で建てるなら...と思ったHMの概算見積りは5500万円ぐらいでしたので、6000万円超は間違いないです。

なので、この仕様にしては安く建てられたかなと感じています。

 

来週ついに引渡しです。

どんな贅沢仕様なのかはWeb内覧会をご期待ください。

※2021.12.10 リンク追記

 

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現在の状況 2021年 2月

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システムバスのミスで引渡し日が延期になりました。

他の場所は順調と言うわけではないです。

 

玄関ホール

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床、壁紙、建具、照明、手摺りがまだです。

階段は仕上がってますがミスってます。

現在協議中。

 

主寝室

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床、壁紙、建具、照明、エアコンがまだ。

神保スイッチの色がミスってます。

 

子ども部屋

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床、建具、照明がまだ。

 

リビング

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建具と家具がまだ。

キッチンは物だけ入ってました。

色々ミスってました。

 

サニタリー

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床、壁紙、建具、家具、照明がまだ。

当然システムバスもまだ。

 

ガレージ&外壁

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床、外壁、シャッターがまだ。

写真にはないですが門扉やポスト周りもまだです。

奥のスポットライトの色がミスってます。

 

学生さんの見学

建築士さんとツテのある建築系の学生さんが5名ほど見学に来られていました。

 

我が家の構造が特殊なのと、本来不可能な構造を建築士さんのアイデア(と私のお金)で実現した場所が多々あるので見せたいそう。

実は今回で2度目。

我が家はアクセス性が良いので招待しやすいらしい。

 

リビングのブラインド

現場に行ったついでに色決め。

本当は住んでから決めようと思っていたのですが、工務店さんがタダで取り付けてくれるそうなので先に買うことにしました。

 

なんせ天井高4mなので自分では無理。

業者も割増料金必須なので助かります。

 

 

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ガレージシャッターの断熱性と気密性について

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ビルトインガレージ住宅を考える多くの方々を悩ますのがこの問題。

私の見解を述べます。

 

結論

いきなりですが結論です。

 

ガレージシャッターに断熱性と気密性は期待すべきでない。

 

正直、メーカーはこの問題について真摯に向き合っているようには思えません。

その証左にどこのメーカーも熱貫流率(U値)の様な具体的なデータを公表しておらず、曖昧な表現に留めています。

※三和シャッターはユーガのみU値の記載有

 

しかし、これはシャッターが取り付くガレージ(車庫)の機能を考えると当然の様に思えます。

 

断熱と気密の必要性

ガレージの機能は

車やバイクを駐めておく

です。

 

通常、ガレージはもっぱら人が滞在することはありません。

たまにしか人がいない空間の断熱性を上げる意味はないです。

そもそも一般的なガレージは居室と違って床下に断熱材が入らないので、居室と同じような断熱性を確保するのは非常に困難です。

 

気密性についても、車やバイクは排気ガスを出すし、整備をするなら揮発するガソリンやオイル、塗料もあるため、ガレージには十分な換気性能が必要です。

換気性能と気密性は相反するものなので両立するのは非常に困難です。

 

これらのことから、ガレージに取り付くシャッターに断熱性と気密性を求めることはナンセンスなように思います。

ただ、「非常に困難」と書いたのは不可能ではないということです。

頑張れば(お金を積めば)なんとでもなるのがこの世界です。

 

とは言っても、ガレージと住宅が一体となったビルトインガレージ住宅を考える上で、ガレージ部はともかく住宅部の断熱性や気密性を悪化させたくない人は多いでしょう。

高気密・高断熱(高高)住宅なら猶更です。

 

高高住宅のビルトインガレージ

高高住宅においてはビルトインガレージは「屋外」と考えるべきです。

一条工務店でも同じことを言われました。

 

屋外扱いとは住宅とガレージの境界となる壁や天井は断熱材を入れて、出入口は外部用ドア、ガレージの換気は局所換気にするということです。

別棟のガレージが屋外にあるのと同じことになるので、ガレージの気密性や断熱性は住宅に影響を与えません。

当然、シャッターの性能も無視できます。

 

ビルトインガレージ住宅のUA

我が家の別棟ガレージをビルトインにした場合のUA値を計算してみました。

屋外扱いの場合は別棟と同じUA値です。

※開口部は文化シャッターのユーガの値(1.37[W/㎡・K])を使用。
 ユーガはウレタン入りなので断熱性は比較的良いと思われます。

 

屋外扱い:0.52 [W/㎡・K]

屋内扱い:0.61 [W/㎡・K]

 

UA値は数字が低いほど省エネです。

当然ですが屋内扱いにすると断熱性能は悪化し、4~7地域のZEH基準が未達になりました。

 

ちなみに中空アルミの業務用シャッターのU値は5.6~5.8[W/㎡・K]なので、ウレタンの無いシャッターのU値も同じレベルだとすると、屋内扱いのUA値は0.75[W/㎡・K]まで悪化します。
※三和シャッターのスパイラルの値

 

高断熱住宅においてUA値が0.1~0.2[W/㎡・K]増加するのは致命的です。

1~3地域なら省エネ基準をクリアすることすら困難でしょう。

 

気密性についても業務用の気密シャッターがA-3等級を売りにしているので、普通のシャッターはA-2等級以下と予想できます。

A-2等級は現代の建具では屋内ドアレベルなので、屋内扱いにすると住宅のC値は相当悪化するでしょう。

 

高高住宅においてはガレージは屋外扱い以外の選択肢はないと言えます。

 

さいごに

普通のレールから脱線すると、お金のかかる世界です。

どこまでガレージの気密性、断熱性が必要かを考えて判断してください。

 

本当に必要な人には冷蔵・冷凍室用のシャッターという手もあります。

例えば三和シャッターのNSチルドミニはU値0.68[W/㎡・K]と、ガレージ用とは比較にならないレベルの断熱性能です。


 

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残念なお話

引渡しが1ヶ月遅れることになりました。

引渡し予定日は3月20日になります。

 

原因はシステムバスのミス。

工務店さんは変更後の図面を確定図として発注したそうですが、メーカーが見積り図で製作してしまったらしい。

まぁメーカーあるあるですね。

家賃とかは補償してくれるそうです。

 

現場に行ってみるとドイツの大物たちが鎮座していました。

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ガゲナウ&アーエーゲー!

 

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リープヘル!

 

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ボッシュ

 

楽しみですな。

 

 

2階ではリビングの足場が解体されていました。

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3人掛かりで30分で終了。

流石の手際の良さ。

 

 

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現場の状況 2021年 1月

前回の続き

たぶん今回で最後です。

次回はWeb内覧会という形でお見せすることになると思います。

 

まずはリビングから。

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足場はまだ健在です。

天井には米杉(ウエスタンレッドシダー)が貼られてました。

天井の溝は埋込みのカーテンボックス。

もちろん間接照明を仕込んでいます。

 

この米杉天井から延びる軒天は神島化学工業の軒天ボード、ラフォーレティンバーを貼っています。

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色は新色のキャラメルブラウン。

米杉がランダム色の90mm幅なのに対して、ラフォーレティンバーは単色の40mm幅のデザインなので気になるかと思いましたが、案外そうでもなかったです。

 

また、シャッターボックスが黒色なのも気になるかと思いましたが、室内からだとガラスが反射して見えません。

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嬉しい誤算。

 

北側の壁にはケイミューのSOLIDO。

間仕切り壁も形になっています。

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間仕切り壁の開口から見えているV字の棒が補強金物のコボットです。

耐力壁と開口を両立できる素敵アイテム。

腰壁にしているのはピアノを置くためです。

 

 

隣のサニタリーも形になってきました。

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手前に洗面台、腰壁奥にトイレ、一番奥に1616のシステムバスが入ります。

洗面台は造作、トイレはリクシルのサティスS6、システムバスTOTOのサザナ。

残念なことにシステムバスがサイズ変更前の1620で製作されていたようです。

引渡しに影響がでないことを祈ります。

 

反対側はクローゼットと洗濯機置き場。

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天井にはビルトインのエアコンと埋込みのカーテンボックス。

洗濯機は購入予定の機種が某TV番組の家電芸人に紹介されてしまって、どこも在庫なしで最短納期4月でした。

暫くは今の縦型を使うことになりました。

 

 

続いて階段です。

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全段に下地ができました。

 

工務店さん曰く、ここの壁が内装ボードになっているおかげで作業がとても楽だったみたい。

階段は吹抜けがあって壁の面積が広い上に、近くに窓があるので面のうねりが目立つそうで、それをパテの仕上げで隠すのは非常に大変で、限界があるそうです。

内装ボードであればパテの仕上げは不要で、貼れば勝手に仕上がるので簡単です。

 

4~7段目のみ鉄骨階段。

写真では分かりにくいですが、片持ち階段です。

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覚悟していたとは言え、結構しなります。

階段幅が100cm程度と幅広なのもあって、端に乗ると2~3cm程変形します。

昇降している人は気にならないんですが、見ている人が不安になる感じ。

 

1~3段目は普通のボックス階段ですが、踏面をオーバーハングさせることで片持ち風にしています。

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今は下地だけなので支えが丸見えですが、仕上がると覗き込まない限り見えないはず。

 

 

折り上げ天井の玄関。

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天井高さは225cmと低めですが、折り上げ部は270cmと高いため低い感じは一切しません。

 

 

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